個人懇談

夏休みまであと1ヶ月、個人懇談がありました。
15分しかないので当たり障りない程度のお話をする機会なのだろうけれど、1ヶ月前にお友達起因の怪我をしてから登園渋りが激しいチッチ、たくさん相談したいことがあります。
が、15分。弁護士の無料相談より短い!あっという間に終了時刻になりました。

大体こんな話。

目次

どの程度頑張らせるべきなのかがわからない

幼稚園に行った日は激しい夜泣きがあったり、なかなか強固な登園渋りがある。
叱りつけて泣かせて引きずっていくことはできるけれどそこまでして連れて行く必要があるのか。
クラスに怖い子がいるから行きたくない(怪我をした事実がある)という理由は単なるわがままで済ませることではない。彼からのSOSを受けて簡単に「頑張りなさい」とは言えない。

そもそも幼稚園って頑張って通うところなのだろうか。これは入園してから毎日考えてる。
3歳になったから入園して、入園したから行かなきゃいけないって教えてるけど、泣きながら行かなきゃいけない場所なのか?
社会の仕組みとして行くもんだっていうことは大人として理解しているんですよ、いるんですけど、私自身が「行かなきゃいけない」と教えることをしっかり腑に落とせていない。「行かなきゃいけない」理由ってなんですか。

先生、シーン…。
すみませんねぇ。。

Aくんとお友達になりたくないと言う

特定のクラスメイトAくんは活発な男の子。いつ見ても走り回っていてのんびりもののチッチはそもそも苦手なタイプ。2歳の春、保育園に通い始めた時に「騒がしい人が嫌いです」と先生に伝えたぐらい騒がしいのがイヤ。保育園生活で少し鍛えられたとはいえ、のんびり園の仲間たちはのんびりしていたので騒がしいといっても「元気」で済む程度。本格的に活発な子への免疫がないので親子共々面食らっている。

そんな中、思いっきり走ってきたAくんがチッチにぶつかり、大怪我になったのは1ヶ月前のこと。ぶつかったときの様子は先生が見ていなかったようで何があったかはチッチからの報告以外に知る術なし。
ぶつかったあと3日ぐらいかけて次々に複数の症状が出てきたので、小児科と眼科に通院して頭部〜おでこ、鼻にかけて頭突きがあったのだろうという推測がたっている。
当然Aくんにはチッチに怪我をおわせた自覚はなく、園にとっては幼児のぶつかりは仕方のないこと。チッチにとっては未だに通院があって怖くて痛い検査を受けることがあるし、外遊びや水遊びに制限があるし、怪我が痛むこともある。
「Aくんがいるから幼稚園こわい!行きたくない!」となることを誰が責められようか。

親である私は登園渋りのチッチに手を替え品を替え気持ちを作らせようとしょうもない綺麗事を口に出してしまったことがある。
「仲良しのお友達ができたら楽しくなるからママと一緒にクラスのお友達とお話ししてみようか」とかそういう類のやつ。
怖い人がいて嫌だって言ってるのに、仲良しのお友達を作ろうかって親に言われたら「はぁ?」ですよ。さも良いアイディアのような口調で言ってしまった自分が気持ち悪い。
納得できない顔のチッチ。それでも母の言うことを信じようとする姿勢が見えると、こりゃいかん!違うことは違うって早く訂正せねば!と。「ごめん、まちがった。仲良しのお友達ができたら楽しくなることは間違ってないんだけどさ、仲良しのお友達ができても怖い人は怖いままだ。ごめん!」と言うとチッチは納得した様子で「うん。」と言う。

そんなこんなを経て、チッチにはこう話していると先生に伝える。

  • 怖い人には近づかない。遠くにいなさい。
  • 怖い人が近づいてきたら「いやだ!来ないで!」と大きな声で拒否しなさい。
  • いやだといっても来るなら先生に「助けて!」と言いなさい。
  • 先生が助けてくれなかったらママに言いなさい。ママが先生を怒る。

最後のやつ、モンペっぽい。。
本当は先生は保護者よりも偉い人だと教えた方が良いんだろうけど、私はチッチの気持ちの中で最強の味方でいたいのでチッチを傷つけるものは何者も許さない!という姿勢を見せることにした。

それから、Aくんとお友達になりたくないという訴えに対してはこう話していると先生に伝える。

嫌な人とはお友達にならなくて良い。好きな人とお友達になれば良い。

これは先生がやや難色を示した。
全面的に拒絶させるのは良くないのではないので「Aくんにも良いところがあると思うよ、探してみて。」というような声かけをするのはどうしょうか?と提案がある。
うーん、実際に怖い思いをした上に今も治療が続いていて痛さもある。そして、その原因はあの子だってわかっているチッチに「良いところを探してみて」って、今言うことなのかな。言っても響かないんじゃないかな、と思うので親としては言えません、と答える。
先生、ごめんね、、。

そんなわけで

先生、大変だよね…。すみません…。

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