初節句|五月人形

大安吉日、お節句人形を飾りました。
原孝洲の御所人形です。

カタログで見ていた時は、小さいのかなぁ〜〜〜とちょっと心配でしたが、ちょうど良い大きさ。
両脇に鯉のぼり・お名前旗を設えたことでおさまりがよく華やかになりました。
お人形は木目込みなので手に持つとズシっとした重みがあります。

チッチは令和2年の早生まれ。
節分のあとに生まれたので初節句は一年遅らせて今年にしました。
去年の今頃は、来年はコロナも終わっているだろうし、そしたらみんなが集まって地車も来てくれてパーッとお祝いできるはず、だと思っていたのです。。

産後、母から「人気のあるお節句人形はすぐに売り切れるから早く調べなあかんで!」と言われて焦りましたが、コロナ騒動が始まったばかりの頃、店頭に見に行けるはずもなく。
出産と同時に始まった3時間おきのオムツ替え、ミルク、寝かしつけ、搾乳、哺乳瓶&搾乳器の消毒(トータル約1時間、つまりは次のお世話まであと2時間!吐き戻しでシーツ替え、洗濯が入ったら更に…!)という日々が続いていた時。
ネットで調べる余裕なんてないんだけど、全くないんだけど、産後鬱真っ只中の私にそんな気力はないんだけども、消毒が終わるのを待つ間に涙をボロボロ流しておにぎりせんべいを貪りながら夜な夜な調べて原孝洲を見つけました。
体のつらさ、心の苦しさ、世界に対するやるせなさ、実感がわかない母という自分、そんなこんなのゴジャゴジャをサーっと引かせてくれるような柔らかい表情にコレだ!とすぐに心が決まりました。

手元に届いて納得、満足。
後ろ姿、横顔、座り姿、小さな手足。
フォルムがチッチそのもの。
愛らしいなぁ。
毎年お人形を出すたびに今のチッチを思い出すのだと思います。

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